はじめての妊娠って大変です。急速な体の変化に追いついていくのがやっとで、妊婦さん本人はもちろん、周りの家族や友人などもその変化に合わせていかなくてはなりません。
特に妊娠中に食べる物などは、おなかの中の胎児の事を考えていろいろと注意しなくてはいけないので、かなり限られてきます。
なので今回は妊娠時にはちみつを食べることのメリットと注意点について書かせていただきます。つわりや悪阻などで大変な思いをされている妊婦さんの、少しでも助けになれば幸いです。
この記事の目次
はちみつは栄養豊富なスーパーフード
はちみつには有機酸、ビタミン、ミネラル、酵素、アミノ酸など人に必要な栄養素が総合的に含まれています。なおかつ殺菌効果や保湿効果もあるので、栄養補給だけでなく、ちょっとした体調不良の回復にも役立つ素晴らしい天然のスーパーフードです。
ただ、ビタミンCだけは比較的少ないので、ビタミンCのサプリメントやレモンなどで補給するようにすれば、さらに万全でしょう。実際、あるアメリカの研究者は、はちみつと牛乳とオレンジジュース(ビタミンCが豊富)だけで3カ月暮らし、検査でも何も異常がでなかったそうです。
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砂糖ではなくカルシウムが含まれているはちみつを
妊婦さんが蜂蜜をとる大きなメリットの一つはカルシウムです。はちみつにはカルシウムが含まれているので、普段使う砂糖の代わりにするだけでカルシウム摂取量を増やすことができます。
料理に使う砂糖をはちみつに変えるとコクがでて美味しくなりますし、カロリーも砂糖に比べて低くなります。さらに、はちみつの方が甘みを感じやすく、使う量も減らすことができるので、ダイエット効果もあります。妊娠中は無性に甘いものが食べたくなる場合もあるので、そういう時にとてもオススメですよ。
ただし、はちみつに含まれているビタミンなどの栄養素は熱に弱いので、はちみつの栄養をまるごと摂りたい方は、45度以上の加熱はしないようにしましょう。
はちみつを摂る時の注意点
一日の適量を知ろう
はちみつが体にいいと言っても、糖分の過剰摂取は妊娠糖尿病や低血糖症などの原因になることがあるため、一日25グラム(ティースプーン4杯分)以上は摂らないようにしましょう。
どうしても甘いものが食べたい時は、砂糖が使われている食品ではなくて、はちみつや、果物のような天然食物の甘みで満足しておく方がよさそうです。
はちみつには農薬成分が混ざったりしないか
妊娠中に特に気になるのは野菜や、くだものの農薬問題です。はちみつも天然の食物である以上、やはり農薬が混ざっていないか気になるかと思います。ミツバチは農薬がかかった花の蜜は集めないため、はちみつに農薬が入っていることはないと考えられていたのですが、近年の日本で、ミツバチとはちみつに農薬汚染が広がりつつあることがわかりました。
ニュースリンク:日本経済新聞HP
この記事を読む限り、汚染されたはちみつには直ちに健康に被害が及ぶレベルの農薬成分は含まれていないようですが、しばらく日本産のはちみつは控えた方がいいかもしれません。
オススメはやはりニュージーランドのマヌカハニーだと思います。ニュージーランドは世界一のはちみつ大国で、政府そのものが安全で質の高いはちみつを生産するための環境や法を整えています。
害のある農薬を厳しく禁じ、養蜂以外の農業においても管理しているため、ミツバチやはちみつに農薬汚染が広がる心配はほぼありません。
そして、マヌカハニーに関してニュージーランド政府は厳しい検査を課しており、その検査を通過しないとマヌカハニーと認められないため、安全性も確実です。
そのような手間とマヌカの花自体の希少性などのため、普通のはちみつより少し高いのが難点ですが、ちょっとした差額で安心を買えるなら安いものではないでしょうか?
僕が実際に買ってよかったマヌカハニーを別の記事で紹介しているので、安全なはちみつにこだわる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:「マヌカハニーを初めて買うならおすすめはこれ!はちみつマニアの厳選ベスト5!」
一歳未満の赤ん坊には与えない
1歳未満の乳児に、はちみつ(マヌカハニー)を与えると乳児ボツリヌス症にかかってしまうことがあります。
ボツリヌス菌というのは土の中などに広く存在している細菌で、通常であればもし私たちの体内に入っても問題がないのですが、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っていないので菌が増え、その毒素に負けてしまうことがあるのですね。
乳児ボツリヌス症にかかると元気の消失、便秘、ほ乳力の低下、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状がでたりします。もしかかってしまっても適切な治療をすれば治ることがほとんどですが、まれに亡くなってしまうことがあるようです。
たまに妊娠中にはちみつを食べない方がいいと思っている方がいらっしゃいますが、それはこの乳児ボツリヌス症についての間違った認識からのようです。
繰り返しますが、無害どころかむしろ体にとても良いものなので、妊婦さんも安心して食べることができます。
体調が悪い時の薬代わりに!
妊娠時は薬があまり飲めないので、軽い風邪をひいてしまったりすると長引いてしまうことがよくあります。そういう時、天然の万能薬とも呼ばれるはちみつはうってつけなんです。
栄養補給はもちろんのこと、はちみつに含まれるグルコン酸や過酸化水素には殺菌・抗菌作用があるので、体の中を浄化し、免疫力をアップさせてくれます。
くどいようですが、特にオススメなのは殺菌・抗菌力が優れているマヌカハニーです。このマヌカハニー特有の殺菌成分であるメチルグリオキサールは熱や光に強いので、体の中に入っても強力な浄化力を発揮し続け、体の不調を内側から改善してくれます。
関連記事:「マヌカハニーの効能・効果やグレードについて、基本をわかりやすく解説!」
まとめ
妊娠中にはちみつを食べるメリットを書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?日本ではそこまで認知されていませんが、はちみつは海外では医療薬としても使われるスーパーフードで、科学的に効果が認められています。
これを機会にぜひそんなはみちつパワーを試していただければと思います。それで少しでも妊娠期間中の辛さが半減するなら儲けものですよね。
注:ハニャーちゃんは女の子です。