口のニオイって気になりますよね。人が臭くても気になりますし、自分が臭いのも嫌なものです。
匂いの問題はけっこうデリケートなので、例えそれが親しい人でも、なかなか面と向かって「口臭いよ」と言えないですし、逆を言えば自分の口が臭くても、あまり指摘してもらえない事が多いです。
しかし、そういう時に便利なのがマヌカハニーです。
親しい人の口臭を軽減したいときは、「健康に良いから」とさりげなく勧めて食べてもらえば、少なからず口臭にもいい影響を与えてくれますし、自分の口臭予防にもとても役立ちます。
口臭の原因には体の中から匂ってくる場合と、口自体から匂ってくる場合の二つがありますが、マヌカハニーはその両方に働きかけて改善してくれるのです。
しかし、あまりこの事は一般的に知られていません。
そこで、今回はマヌカハニー(はちみつ)で口臭、歯周病・虫歯の予防をする効果的な方法と、なぜ効くのかについて書かせていただきたいと思います。
この記事の目次
マヌカハニーには口臭を抑える効果がある
マヌカハニーは口内衛生を整え、口臭を抑える
マヌカハニーを舐めると、過酸化水素とメチルグリオキサールという成分が口全体を殺菌し、嫌なにおいのもととなる悪玉菌を死滅させてくれます。
そして同時にビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養素で歯茎を元気にし、口内環境を健やかなものにしてくれます。
だから歯茎の病でもある歯周病を予防し、歯周病と関連の深い虫歯の予防にもなるのですね。
マヌカハニーは口臭の原因にもなる舌苔を取り除く
舌の表面はざらざらしていて、そこには食べ物のカスなどが溜まりやすくなっています。
よくみたら舌の表面が白くなってることはありませんか?
この白いものは「舌苔(ぜったい)」と言って口臭の原因になります。舌苔は口内細菌の好物で、細菌が舌苔のタンパク質を食べる時に悪臭のガスが発生するのですね。
なので、舌苔が濃くなるほど、においもきつくなっていきます。
しかしはちみつの酵素はこの舌苔を分解してくれます。
はちみつにはプロアテーゼという酵素があり、この酵素はタンパク質を分解する働きがあります。
はちみつを食べることによって舌苔が取り除かれ、口臭がだいぶ軽減されるようになります。
マヌカハニーはストレスによる口臭増加を防ぐ
人間はストレスを感じると唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥します。口が乾燥すると雑菌が繁殖し、匂いの原因になります。
はちみつにはコリンやトリプトファンという成分が含まれていて、この二つがアセチルコリンやセロトニンという神経伝達物質の体内生成を促してくれます。
特にセロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれているくらい、人間のストレスや緊張を緩和させる働きがあるんです。
日中に食べるのもいいですが、寝る前に食べると安眠効果で溜まったストレスの解消に役立ちますよ!
マヌカハニーは腸内環境も整え、体内からくる悪臭を防ぐ
マヌカハニーの殺菌成分「メチルグリオキサール」が腸内の悪玉菌をやっつけ、口臭を抑える
お口の中を綺麗にしたマヌカハニーはゆっくりと胃や腸の中に降りていき、そこでも悪玉菌をやっつけて腸内環境を改善してくれます。それによっておなかの中の腐敗からくる口臭もなくしてくれるんですね。
そのときに悪玉菌をやっつけてくれるのがマヌカハニー特有のメチルグリオキサールという成分で、この成分は悪玉菌だけをやっつけ、善玉菌は増やすという特徴を持っています。
これは普通のはちみつや人工の抗生物質などにはマネできないことで、マヌカハニーが人気である理由の一つにもなっています。
グルコン酸がさらに善玉菌をサポート
はちみつにはグルコン酸という有機酸が含まれていますが、このグルコン酸は善玉菌の大好物です。
前述のメチルグリオキサールによって悪玉菌が減っているところに、善玉菌の餌が投下されるので、さらに善玉菌は増えやすくなるのですね。
それによって腸内フローラも整いやすくなる、というわけです。
マヌカハニーを使った口臭対策・予防法
寝る前(歯磨き後)と起きた後に小さじ一杯のマヌカハニーをそのまま舐めて口臭対策
口臭、歯周病予防をするためにすることはとても簡単です。
寝る前(歯磨き後)と起きた後に、スプーン一杯分のマヌカハニーを口の中全体にいきわたるようにゆっくりと味わって舐めるだけ。
口の中のマヌカハニーを流してしまわないように、舐めてから30分くらいは水などを飲まないようにしましょう。
歯磨きをした後に甘くておいしいマヌカハニーを食べたら虫歯になってしまうと思われがちですが、大丈夫です。
マヌカハニーには虫歯の原因であるミュータンス菌の働きを妨げる効果があるので虫歯にはなりません。
最初はなかなか信じられないかもしれませんが、本当です(笑)。
寝る前にマヌカハニーを食べるといいことづくめなので、おすすめですよ。
特に起きた後のお口のスッキリ感は特筆ものです。
ちなみにマヌカハニーだけでなくそれ以外の普通のはちみつも同様に虫歯になりませんが、加工のされていない天然の生はちみつに限るので注意してくださいね。
関連記事:「はちみつの種類や、成分・特徴などを解説!はちみつの魅力を知ろう!」
マヌカハニー飴を舐めることによって口臭予防
マヌカハニーは、のど飴としても売られているので、そのマヌカハニー飴を舐めるのも効果的です。
マヌカハニー飴を舐めるタイミングは外出先で、人と会う直前がおススメです。舌の上でゆっくり溶けて、殺菌成分が作用しやすくなります。
いろいろな種類のマヌカハニー飴がありますが、なるべくマヌカハニーの含有率が高いものを選びましょう。他の記事でおすすめのマヌカハニー飴を紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。
はちみつレモン水を口に含んで口臭予防
レモンにも口の中を殺菌してすっきりさせる成分があるので、はちみつレモン水としてマヌカハニーと一緒に口に含めば相乗効果が期待できます。
はちみつレモン水は、運動時の水分補給にも最適な飲み物なのでおすすめです。
はちみつレモン水のおすすめレシピ
- 水 500ml
- 天然はちみつ 大さじ二杯(または約40グラム)
- 天然塩 小さじ約四分の一杯(または1・5グラム)
- 新鮮なレモン(もしくはライム)果汁 大さじ一杯(15ml)
- あるいはビタミンCの原末(アスコルビン酸) 小さじ四分の1〜2分の一杯
マヌカハニー歯磨き粉を使って口臭対策
歯磨きのときにマヌカハニーを口に含んで、歯磨き粉かわりにして磨くというのも手もあります。
もしくはマヌカハニーが入っている歯磨き粉を使うのもありです。
やはり普通の歯磨き粉よりすこし高価ですが、Amazonや楽天で売られているので、ためしに使ってみるのも良いと思います。かなり評判いいですよ。
僕も使ってみましたが、歯磨き後は口の中がとてもスッキリして、朝の口の感じもさっぱりしているように感じました。口臭だけでなく、歯茎が調子悪いときや、口内炎などのときにも効果抜群のようです。
犬やネコの口臭対策にもマヌカハニーは使われます
犬やネコを飼われている方のなかには、大切なペットの口臭対策にマヌカハニーを使うこともあります。
動物の口の中ってけっこう臭いんですよね。原因は餌の質だったり、口内衛生があまり良くなかったりいろいろあるのですが、口が臭いままにしておくのはさまざま病気の原因になったりするので、あまりよろしくないです。
舐められてニオイが残るだけならまだなんとか我慢もできますが、健康に悪いとなればなんとかしてあげたいものですよね。
そんなときにお手軽な対策方法としてマヌカハニーが使われます。
マヌカハニーをそのまま舐めさせるのもいいですが、それだとちょっと効果が弱いことが多いので、歯ブラシにマヌカハニー入りのペット用の歯磨きジェルをつけて磨いてあげるとかなりいいですよ。
僕も実家のネコに試しにやってみましたが、びっくりするくらい口臭がなくなりました。うちの猫は歯磨きになれてなかったので、かなり手こずりましたが、、、。
歯磨きジェルでおすすめは「歯にマヌカ」という製品で、香料、着色料、防腐剤は無使用、全て天然成分でできていて安心して使えます。
マヌカハニーで口臭の悩みを解消しよう
初めて聞いた時は意外でしたが、はちみつ(マヌカハニー)はお口の中の衛星環境を改善してくれます。
寝る前にスプーン小さじ一杯を舐めて寝れば、起きた後の口の中の嫌な感じが本当になくなってスッキリしているので、朝がとても気持ちのいいものになりますよ。
しかも口臭だけでなく、歯周病・虫歯予防にも有効ですし、それ以外にも疲労回復や安眠効果、風邪予防、のどの痛みの緩和などさまざまなメリットがあるのでいいことづくめです。
僕の友人も口臭で悩んでいるやつがいましたが、マヌカハニーを使ってみたら口臭が良くなって、奥さんから褒められたとのことです。
お口のことでお悩みの方がいたらマヌカハニーはかなりおすすめです。